2泊3日済州島旅行の目的は朝鮮半島南部の最高峰・ハルラ山(1950m)登頂で、前もって地図で調べると4つのルートがある。それぞれのルートに付いて宿泊したホテルで尋ねたら今行けるルートは二つという。個人タクシーを紹介してもらい、ホテル〜登山口(観音寺ルート)間の往復にタクシーを利用した。ホテルを6時20分に出発し登山口に6時45分着。登山口は標高約600mだから1350mを登る計算になる。山頂到着は12時ジャスト、上り5時間15分だから「地球の歩き方」記載のの標準コースタイム(5時間)とほぼ同タイムとなるが、この間どれだけの人たちに追い抜かれたことか!帰りはさらにのんびりと歩き、4時30分に登山口に戻った。往復9時間45分、日頃ほとんど運動をしていないカミサンとしては”よくやったと自分を誉めてやりたい”と満足しているだろう・・・。
ハルラ山の登山道、ルートを踏み間違える可能性は絶対にあり得ない。ここまでやるのかと思うほど整備・規制されていて、登山の醍醐味を損なっていると感じるほどだ。

自然林を保護するため登山道にはロープが張られ登山客がルート以外に侵入しないようにされている。

行程標識が要所要所に設置されている。

山頂に近付くにつれ霧が濃くなり視界が悪くなるが、ロープが張ってあるので道に迷う心配は全くない。

頂上では風速20m超の風が吹き荒れていて、飛ばされそうになる。ガスが濃くて視界がほとんどない。下々の風景はもちろん噴火口の池・白鹿譚(ペンノクタム)さえも見ることができなかった。実はここはハルラ山頂上ではない。三角点(1950m)には環境保護のため立ち入りが禁止されているので、現在のところここが仮の目的地となる。

翌日、済州空港からハルラ山を望む。天気がさらに好天していたが、やはりハルラ山は雲の中。

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