
シーカヤックツアーでの負傷で多いのはカキ殻を掴んでしまったケースです。何気なく触ったつもりでも指が血だらけになってしまうことがありますから本当に要注意です。浅茅湾の岩礁はカキ殻だらけで、岩礁にカヤックが接触し岩から離れようと手で押したために負傷!一方、パドルで押してやると今度はパドルがかわいそうです。岩にぶつかりそうになったら、セオリー通りにカヤックをきちんと止めてあげましょう。
カヤックの転覆は深い所でならば特段問題なくても、カキ殻だらけの浅い岩礁でひっくり返ったら!考えただけでもぞっとします。カキ殻だらけの海岸に上陸する時もありますが、カヤックの底がカキ殻と接触してキキィーと響く音を聞くのは本当にいやなものです。浅茅湾のカキは小粒ですがまことに美味しいだけに、危なくなかったらと無理な願いをしています。
先日お客さんから猛毒のタコがいるのではとご質問がありました。熱帯・亜熱帯系の小型のタコ・ヒョウモンダコが北上し、最近九州北部3県で見つかっています。フグ毒であるテトロドトキシンを咬みつくときに用いるというからおっかないタコです。今のところ対馬ではまだ見つかっていないようですが、青いリング模様(威嚇するときに現れる)の10cmほどの小さなタコには絶対に近付かないようにしましょう。

0