新聞から気になる記事を「操業から100年目、
池間島のカツオ漁中断」の見出し。
宮古島で一本釣りカツオ漁が始まったのが
1906年(明治39年)平良の西里通りの商店街で商店を
経営していた、鹿児島県出身の鮫島幸兵衛
(ナイチャーだな)が本土からカツオ漁船の帆船2隻を
導入。池間島の漁師らを雇い入れ、漁を始めた。
1907年、池間の漁師達は出資組合をつくり、鮫島から
帆船2隻を購入。これが宮古の地元組合による初めての
カツオ漁船経営となった。大正、昭和初期、戦後を得て、
1958年(昭和33年)のカツオ漁船は14隻を数えた。
その後、カツオ漁業は豊漁、不漁の波を繰り返し、
本土復帰の1972年以降、船主らは厳しい経営を何度も
乗り越えてきたが、衰退の一途をたどり、現在は4隻。
しかし高齢化、過疎、乗組員がいなくなり今期の
出漁はついに中断された。再開のめどはたっていない。
歴史を振り返れば操業100年目の節目にあたる。
悲しい現実だ。
