本土へ働きに行ったことの知り合いが
「沖縄だから英語が話せるだろ」とよく
言われたと言っていた。たった一言が県民の心を
傷つけることもある。沖縄本島の面積の約70%を
しめる米軍基地が、そんな勘違いをさせるのだろう。
沖縄本島のオバァやオジィは、アイスウォーラー(水)
ワッシャー(洗濯機)コーヒーシャープ(喫茶店)と
言うが英語が話せるわけではない。
生きて行くために耳で覚えた英語だ。
宮古島では交換留学生制度があり、海外との交流も
盛んに行われている。知り合いの子供が交換留学する
ことになり、出発式?の祝いに行ったことがある。
子供は出発した後であったが、家では留学生を迎える
準備がすごかった。
まず玄関の入り口に「DOA」と張り紙がしてあって、
玄関を入ったところにある電話には「TEREHON」と
テープが張ってある。それどころか食卓テーブルには
「TEBURU」トイレには「TOIRE」イスには「ISU」
すべてローマ字で書かれてテープが張ってある。
夫婦二人で徹夜して書いたそうだ。
そのままの方が相手に心が通じるような気がしたので、
そのままにしておいた。
たださすがに玄関に張ってあった「DOA」という大きな
張り紙は、相手に何か勘違いさせそうな気がしたので
「Welcom」と書き直したが、おせっかいだったかも
知れないな。
