年末年始、JAL便で来島する方へ、機内誌に面白い
記事が載っていた。
オスマン帝国の著名な建築家「ミマール、シナン」
と言う人の「400年前の手紙」。
16世紀にこの人が建築したモスクのドームの
改修工事が1990年に行なわれることになった。
改修工事を始めようとしたら、アーチストーンの
下からビンに入った手紙が出てきた。なんと手紙の
主は16世紀のミマール、シナンが書いたもので、
「このアーチの寿命は400年だ。400年後改修工事が
行なわれるだろう。その時は建築技術が進んでいる
から、これを読んでいる、あなたにとって
石のアーチの改修工事は始めてに違いない。
ここにアーチストーンについて書き記しておくから、
参考にしてほしい」その手紙の中にはアーチストーンの
当時の図面も書かれていたそうだ。
400年前に未来の人にむけて手紙を書いていたなんて
凄いと思わない?機内誌を読んで感動したのは初めてだ。
ミマール、シナンと言う人のギリシャ名が
「ヒリスト」たしかこの記事は
「ヒリストからの手紙」という題名で載っていた。
ヒリストは477の建造物を建築し、雇った人の
給料明細は発見されているが設計図は未だ発見されて
いない。設計図なしで建築したといわれている。
ヒリストは最後に「私は森の中のアリにすぎない。
他のアリの為にチョット働いただけだ」と書き記している。
宮古島までの機内での時間にぜひ読んで見てください。

北よりの風の時は、この東海岸の上を飛行機が飛ぶよね