沖縄の糸満市で、工事の作業中に爆発事故が
起こった。二人が重傷を負ったそうだ。
半径数百メートルにわたって、建物のガラスも
割れ、大きな被害を出している。
爆発の原因は戦時中、米軍の爆撃機が落とした
250`爆弾が不発弾として地中に埋まっていた。
糸満は沖縄戦の激戦地、宮古島とは比に
ならないが、宮古島でも毎年磁気探査で
多くの不発弾が見つかる。
250`爆弾を最初に見つけたときは、さすがに
恐怖を感じたけれど慣れとは恐ろしいもので、
今では足で蹴飛ばしても平気だ。
他の作業中に見つけることがあっても、
わざわざ通報する事はない。
復帰後、処理された不発弾は約3万件、年間に
600〜800の不発弾が処理される。これからも工事が
行われるかぎり、数え切れないほどの不発弾が
出てくるだろう。ある会社の調査では、後80年
かかるとも報告されている。
このあいだ磁気探査をしていたら、かすかな
磁気反応があった。てっきり空き缶か、爆弾なら
20oかな?と思って掘り起こしてみると
1mほどの木箱が出てきた。
中身はなんと日本軍の手りゅう弾。
不発弾は米軍のものとおもわれがちだが、日本軍の
ものもたくさん出てくる。
「雨のように爆弾が降ってきた」と
オジィ、オバァが言うのがわかるような気がする。
