正月のピークも3日まで。もう二十数年、年末・年始は海と
いう生活が続いている。嫌じゃない。コタツの中や海外で正月を
迎えたいなんて思ったことはない。
年明けのダイビングは毎年、お客さんたちも二日酔いで始まって、
船の上では元気がない。海から帰ってくる頃には、モリモリと元気が
よみがえり、又、酒を飲む。いつもと同じ生活パターンでも、
やはり正月だなぁ〜と感じる。
宮古島では正月回りと言って、親しい仲間や親せきの家を
年始回りする。以前は正月に海から帰ってくると、漁師たちが
酔っ払ってなだれ込んできていた。直行便が飛び出して、
ダイビングのお客さんが増え、最初の頃はお客さんたちと一緒に
酒を飲んでいたがお客さんが増えるいしたがって漁師たちは
来なくなった。朝っぱらから酒を飲んで各家を回ってきてから
くるので、我が家にくる頃にはもう完全に出来上がってしまっている。
漁師仲間たちも気を使っているのだろう。
いつの頃からか来なくなった。
来たらきたでうっとうしいが、来なければ少しさびしい気もする。
一人一人がオトーリを回して挨拶して、唄って踊ってひっくり返って
そりゃぁ、もうヒッチャカメッチャカ。4日からセリが始まるので、
漁師の潜り始めは3日の夜から。そして初セリに魚を出せば、又
しばらく酒飲みが続いてしばらくはお休み。
漁師仲間たちもいつまでも若くない。孫が出来た奴が多くなった。
