寒さに慣れていないので、この寒さはこたえる。
潜り漁で乗っていく船は、風や雨を防いでくれるテントや風よけ
などついていない。北風にさらされると、凍えてしまう。
そんな潜り漁師たちの船の上での寒さ対策をどうしているかと
言うと。海から上がってくるとウェットスーツを脱いで、バケツで
海水を汲んで頭からかぶる。移動中はバケツに海水を汲んで、足湯に
つかるように足だけをバケツに入れている。
夜の気温は、このあいだなんて10°以下、そこに北風が吹きつければ
体感温度はおそらく氷点下並み。しかし海水の温度は23°ある。
温泉につかっていると言えば、少し大げさな言い方になるが、海の中、
海水の方が温かい。上半身裸になって海水をかぶっている姿を見れば、
見ているだけでも寒いけれど、実際にやってみると、なるほど
温かいもんだ。
寒い寒いとよく最近言っているが、今年は例年に比べ本当に寒い
日が多い。宮古島に住んであまりこういう寒さを経験した事が
ないかも知れない。寒さのあまり、魚が仮死状態で浮いてくるのは
珍しい事ではなけれど、ウミヘビまで仮死状態で浜辺に浮いていたと
新聞にも載っていた。奄美大島では110年ぶりに雪が観測された。
2005年にも雪が降ったそうだが、気象台の観測員が確認していない
ので幻の雪となっている。寒いはずだ・・・・
