沖縄では、不幸な出来事が続くと、ユタ(シャーマン)に
意見を求める。「先祖の供養をしなさい。」という答えが多い
のだが、ときには家の立地条件とかも言われることがある。
島でアパート(賃貸物件)を探すとき、簡単に決めずに、その
付近の知り合いとかいれば、よく知る人の意見も聞いたほうがよい。
安いアパートなどではとくに入れ替わりが激しいとか、なんらかの
事情があるものだ。
以前、知り合いのアパートを探したときに安い物件があった。
安かったので、ダイビングスタッフなどがよく借りていた
アパートであったがそこに住んだスタッフで長く続いた
スタッフがいない。お化けが出るとかお決まりの噂が絶えない
部屋だったので、中に入ってみると何か違和感があり、
なんというか落ち着かない。
アパートの周辺をぐるりと回って見てみると、裏が丘になって
いてその奥には昔、防空壕になっていたり、風が吹き抜ける場所
ではなく湿度が異常に高かった。
隣の建物が影響していて、おまけに日あたりも悪い。
部屋の中の寸法を測ると立て横、対角もバラバラで、試しに
ボールを置くとコロコロと転がっていく始末。以前住んでいた
夫婦がいたそうだが、夜になるとケンカする声がたえなかったそうだ。
おさまりが悪い家の作りだと、知らず知らずのあいだに
ストレスがたまり、住み心地が精神に及ぼす影響もあるのだろう。
入れ替わりの激しく、安い物件には要注意!ということだ。
