沖縄の家は一階を駐車場にしているところが多い。
高床式住居は、害虫や地熱を避けるためだと
言われている。初めて東京に行くとき、出かけに祖母が
「関東は地震が多いさかいに、一階に部屋を取りなはれ。」
と心配された。関西は地震はほとんどなかった。
阪神淡路大震災の震災復旧工事(港)に行ったとき、
どの建物もほとんど一階が崩壊していた。
マンションなどの一階駐車場は車もろともペシャンコと
いった状態をみて、祖母の言う一階安全神話はみごとに
外れたというわけだ。
沖縄の建物はおそらく耐震設計はされていないだろう。
宮古島では港の前の高層マンションが唯一耐震強度を
考えて作られているそうだ。
2010年2月の早朝、最大震度5弱の地震があった。
現代の沖縄の人にとっては、これまで経験したことのない
揺れであった。沖縄には地震はない!と言われているが、
過去をさかのぼってみてみると
1911年6月 1909年8月に震度は記録されていないが、
1909年の地震では死者2名、負傷者13名
石垣崩壊1021ヵ所、家屋全壊7戸 半壊9戸。
1911年には、死者1名 負傷者6名 那覇市内の石垣崩壊
318ヵ所と記録されている。
この記載を見るかぎり、おそらく震度5以上であったと思われる。
関西生まれの私は地震が苦手だ・・・・・
