第29回 宮古島トライスロン大会は、29年目にして
「デュアスロン」に変更された。
デュアスロンとは、複合競技の一種で、水泳をランニングに
変更したもの。水泳が得意でない人でも参加できるように、
または、水泳を設定しづらい会場や海況の悪化によって
水泳競技が出来ない場合に代えて行う競技。
29回行われた中で初めての試み。トライスロンの前後は
低気圧の影響を受けて海が荒れる日が多かった。
と言うより、「明日の大会は水泳競技は無理だね。」と
言われることの方が多かった。
それが、、大会当日になると、予報ははずれ、
海が静かになる。
「宮古島のシャーマンたちが集まって、大会にむけ海を静かに
させている。」とまことしやかに噂されるほど、
不思議と大会当日は天気が良い。
嘘か誠か真実のほどは定かではないが、もし本当なら
シャーマンたちの年齢を考えればもうほとんどそのような
人がいないのかも知れない。
今回は大会前から、濃霧の影響で飛行機が欠航になり選手たちの
中には島に来られない人もいたり、宮古島大会の前に行われる
石垣島大会では水泳の事故があったりと
前ふりも悪かった。大会当日の気温は前日の27度から
一気に下がって朝の最低気温は19度、この寒さで泳ぐよりは、
無理をしなくてよかったのだろう。
