夏休みで、本土に就職していた知り合いの子供が
里帰りしていた。「本土の生活には慣れたか?」と聞くと、
「電車に乗るのは、しんどい!」と言う。目上の人や
疲れている人が多くみえて席に座ったことがないそうだ。
そういえば、ウチの子供も電車に座ったことがないと、
言っていたことがある。
夏休みで自然学習参加申し込み受付!
こんな広告が増えている。
本土では、親子で自然学習に参加する人が少なくなっていると、
何かで読んだ。沖縄や宮古島では、定員に達ししだい締切!と
書いてある。すぐにいっぱいになるとか。
テントウムシを手のひらに乗せると、指先に上がっていく。
高い所を目指す行動パターンから、お天道様に向かう虫
(テントウムシ)という名前がついたと言われる。
ダンゴムシは石などの障害物に出くわすたびに、左右交互に
曲がって進む。同じところをグルグル回らず、敵から遠く
逃げるためらしい。クモの巣には中心から放射状に伸びる縦糸と
同心円状の横糸がある。虫を捕まえる粘り気は横糸だけにあり、
クモ自身は縦糸の上しか歩かない。
身近にある虫たちの生態も、誰かが少し教えてくれるだけで、
興味を持つものだ。
そして自然を通して、優しさを自然と身に着ける。
宮古島では、本土のように同級生のこどもばかりと遊ぶ
子供は少ない。大きな子が小さな子のめんどうを見て、遊びを教える。
そんな子供時代を送ったら、電車に座れなくなるのかも。
