船を走らせていると、トビウオが船に飛び込んで
くることがある。小さなトビウオが、船の音に驚いたように
飛ぶときは透明度がいい。
突然、船に飛び込んで来るのは、トビウオだけではない。
夜には、ダツ、サヨリ、そしてイカ!
飛び込んできたのに気付いたときには、すぐに海にかえすが、
翌日まで気付かずに干からびているのもある。
サヨリは宮古島でも高級魚!
サヨリの捕り方は、夜にイノー(リーフ内)に船を
歩かせて(とろとろ動かす)サーチライトで水面を照らす。
するとライトの明かりに驚いて、水面を3回飛び跳ねる。
着地した場所に船を走らせていくと、その場所にサヨリがいて、
網ですくいあげる。
飛ぶというより跳ねる魚。
飛ぶのはやはりトビウオ!
胸ビレと腹ビレを広げて、滑空する姿はグライダーのようだ。
海面を離れる瞬間のスピードは時速50`に達すると
言われている。ときには、まるで鳥のように長く飛ぶのを
見ることがある。
300m〜500m飛ぶこともあるそうだ。
外敵のシーラやマグロから逃がれるために飛ぶ。
宮古島ではあまり大きなトビウオは見ないけれど、トビウオが
飛ぶのは孵化してから数日後の体長5~6mmの頃から飛び始める
らしい。数十匹がイッセイに飛ぶのを見ていると船を走らせて
いても気持ちがいい。
