新聞に、方言についてアンケート調査の結果が
載っていた。小中学生を対象にアンケート調査を実施した
ところ、衰退の実態が浮き彫りになったと書いてある。
どこまでを方言と言うのか?難しいところ。
訛りと方言の違いはズバリ単語だろう。
関西では「ありがとう」を「おおきに」と言いますな。
宮古島では「ありがとう」は、タンディガタンディ!
小中学生を対象にしたアンケート調査では、「ありがとう」
つまりタンディガタンディの正解率は、なんと5割。
しかしこの方言の正解率が一番高かったそうだ。
猫のことを「マユ」と言う。ちなみに犬は「インガマ」
部落によって発音は異なる。
友達を「ドゥス」この正解率は、わずか10%。
たしかに小中学生の親の年代なら子供に話すときは猫は猫と
言うだろう。友達のことは友達。中には、子供が
「ボクのドゥスだよ!」と言えば、「友達って言いなさい。」と
叱る親もいるかも知れない。
朝のことを「ストゥムティ」(字で書くと違うような・・・)
歌を「アーグ」この正解率は1〜2%。
身近な方言さえ子供たちは知らない。
親と話す時間よりテレビを見ている時間の方が長いのか、
やがて方言が無くなるのも遠い話ではないようだ。
生まれ育ったところで暮らした年月より、はるかに宮古島で
暮らした年月の方が長い。
それでも私の話方はコテコテの関西弁。
子供と話すときに意識して標準語で話したことは一度も
ないが、子供は標準語で話す。
