市内のパイナガマビーチ。潮が引いた砂浜を少し掘ると
白い二枚貝が捕れる。大きくても体長2pほどの二枚貝。
色々な呼び方があって「シナ」とオバァは言う。
以前は、パイナガマビーチの近くに住んでいて、夕方に
なるとよくこの貝を捕りに行った。30分もあたりを掘れば、
お椀一杯分くらい捕れた。
今では捕っている人をあまり見たことがない。
本土のシジミに似ていて、やはり宮古島でも、この貝は
「肝臓の薬」と言われている。オバァに言わせれば、ウコンの
10倍は効くと言う。(ホンマカイナ)
シジミは「生きた肝臓薬」と昔から言われてきた。
シジミにはアミノ酸が多くふくまれており、アルコールの
解毒作用を受け持っている肝臓の働きを助ける。そしてアミノ酸に
含まれるタウリンが肝細胞の再生をうながす
働きがあるそうだ。パイナガマで捕れるシジミに良く似た貝に
この成分が含まれているのかどうかは知らないけれど、昔の人が
肝臓の薬であると言い切るのだから
それなりの根拠があるのだろう。
パイナガマビーチへ行って、少し掘ってみたが、
昔のようにすぐに見つけることは出来なかった。
潮は引くのを待って、根気よく探せば多少は捕れるだろう。
肝臓の薬を探すよりも、休肝日をとって、酒を控えることの
ほうが肝臓に良いと言うことはわかってます。
