石垣島に行くと、夜歩くとき電線をチラチラと
つい見てしまう。石垣島ではそれほど珍しくない生き物で、
本土の観光客はほとんど気づかない。
電線にぶら下がっている「ヤエヤマオオコウモリ」
我が家の海側は原生林。
私の座っているところから、ほんの5mほど車の通り道を
はさんで、ジャングルになっている。
夕方、バサバサと羽ばたく音がしたので音のしたところを
よく見ると、オオコウモリがぶらさがっていた。
宮古島では珍しい絶滅危惧種で保護動物に
指定されている。ほんとうにバサバサという音がするくらい
羽根を広げれば1mくらいになるものもいる。
ここは宮古島なので「クビワオオコウモリ」と言う。
首の回りに茶色いマフラーをまいたような模様?がある。
子供もの頃、長い竹の棒を立ててグルグル回すと
コウモリがぶつかって捕れた。
コウモリは超音波をだしてレーダーのように跳ね返ってきた
音波を頼りに飛び回る。昼間は洞窟や真っ暗なところにいるので
目が見えていないからと言われている。
クビワオオコウモリは、音波を出さず視覚に頼って飛ぶ、
目が見える珍しいコウモリだ。
餌は、木の実や花、葉っぱなどを食べている。
パラオではフルーツバットと呼ばれ食用にもなるが、沖縄では
保護動物なので捕ったり食べたりするのは違法。
逆光で映りは悪いが、宮古島で見るのは珍しい。
