平良から78号線を宮古自動車学校の前を通って
鏡原の方へ向かっていくとココストア中休み店、
中休み給油所、そして中休み食堂がある。
住所は、宮古島市西里になるが、地元では、
「中休み」と呼ばれている。
今も昔も宮古島の県庁所在地は平良であって、
この宮古島の出入り口も飛行機が飛ぶ前は平良港であり、
平良が宮古島の中心であった。
平良に次いで人口が多いのは城辺、上野であり、そこに
住む人たちも平良へと買い物や役所などの用事で
やってくる。
今のように車が発達していない時代は馬車や徒歩で来ていた。
そのときに一休みしていた場所が、「中休み」だと
オジィやオバァから聞いたことがある。
現在では広場もなく車が通り過ぎるだけの場所だったが、
昔はちょっとした人が集まる場所で、平良からも人がきて、
野菜などの農作物や魚の売り買いもあったそうだ。
琉球王朝時代には、中休みから先は、山賊なども出たと
言われている。
「あそこから先を超えるのは、命がけだったさぁ」と、
さも琉球王朝の時代を知っているかのように、話す
オジィにも出会った。
「中休み」には昔からの食堂があり、ここのソバは
美味しいと評判だった。なぜか普通の食堂なのに壁に
ソバ・ギョーザと書かれてある。
もしかしたら、一番初めにギョーザを出した食堂では
ないだろうか・・・・
