このあいだの台風には、振り回された。
「やっと台風が発生しましたね。」
港に戻ってくると他ショップのスタッフから教えてもらった。
「これだけ海水温が高くなったら、台風がこないと
逆に困るよ。」これが第一報!
ショップに戻ってから台風の進路を見ると、宮古島からは
距離がある。週間天気予報を見ても、それほど風が吹く
予報は出ていない。台風が近海を通過する3日前になって
「船を陸揚げしますか?」と何人かに聞かれた。
「離れたところを通過する予定みたいだから、
今回は陸揚げしなくてもいいだろう。」
と軽く受け流していた。
そして通過2日前、気になって台風の確認をすると900hPaで
時速30`のスピードで沖縄にむかっている。
「まさか・・・数字の間違いではないか。」と思った。
しかし、どの予報を見ても900hPaで時速30`。
これは台風というより竜巻に近い。もし少しでも進路がズレれば
かなりの被害が予想される。
満潮の時刻を見て、すぐに船を陸揚げした。
強い風が吹き出してからでは遅いので、ロープで固定して
風で飛ぶようなものはすべて片づけて台風対策をした。
石垣島は強い風が吹いたそうだが、宮古島はほとんど影響を
受けず、海に出ようと思えば出られるくらいだった。
これはあくまで結果論で、台湾海峡に近づいたときは
890hPaになっていた。
いつ強い風が吹き出すか予想もできなかったので、2日間お休み。
被害がなくてよかった。
