毎日、本土からやってくる色々な職業の人と接していると、
その職業がかもしだす雰囲気や、見た目で職業が
わかることもある。
別に特技のようなものではない。
二人で医学的な専門用語を使って話しているのを
耳にすれば「医療関係者」これから夏休みに入ってジャージ姿で
やってくるのは学校の先生といったぐあい。
「看護師さんでしょ。」「わかります?」
船がほぼいっぱいになると看護師さんの1人や2人は
乗っているもの。
職業をあてられても、そう対して驚かない。
沖縄にはユタというシャーマンが存在し、家庭のことや色々なことに
アドバイスを与えてくれる。心を見抜かれることが、
そのシャーマンの霊力の強さを知らしめることにもなって
いるようだ。
しかし、心が弱っていると第三者的な目で見ることが出来なく
なってくる。たとえば・・・「昨日、見てもらいにいったさぁ。
私が何かを言う前に言い当てられたさぁ。」
なんて?
「何か困ったことがあったね。」
そう、訪ねてくる人すべてにあてはまる言葉なのに
「スゴイッ!当てられた!ビックリ!」
と思ってしまうわけ。
私には、霊力があると噂する人が、けっこうこの島にはいる。
「スロットマシンで相当負けたそうやな。」
(噂で聞いたことを言っただけ)
「どうして家族も知らないことを・・・」
「そろそろバレて問題になるよ!」
(当然のこと、私が知っているくらいなのだから)
「飲み屋の女性とのことで問題になるよ。」
(LINEやメールを使い始めているが、そもそも携帯を
ロックしていない。頻繁にメールが送られてくれば、
狭い家の中でバレるのは時間の問題。)
「浜に行ってたの?」
「どうしてわっかった?」(足の砂を見れば誰でもわかる)
そんなこんなで、霊感があると噂する人がいる。
