ウナギ養殖はしていないのに、島のスーパーには山のように
いつもかば焼きにされたウナギが売られている。
そして市内にはウナギの専門店もある。
市販の弁当にもよくウナギが入っているので、ウナギは隠れた
人気を持っているのかも知れない。弁当に入っているかば焼きも、
ウナギ専門店でかば焼きにされているウナギも
餌の匂いがきつくて私は苦手!
かと言ってウナギが嫌いなわけではない。
この島に来てすぐ、ウナギが生息していることを知った。
子供の頃はよくウナギを捕って食べたという島の友達に
場所と捕り方を聞いてさっそく捕りに行ったことがある。
竹の先に糸を付けカエルを釣り針に縛り付けて竹の根元は
土に差し込んでおく。
そんな仕掛けを5〜6本作って、そのまま1日おいておく。
翌日、仕掛けを上げに行くとウナギがかかっていた。
太さは両手で丸を作ったくらいで体長は1mは超える
オオウナギ!
島の友達が調理するのを見て、かば焼きとは程遠く、
ぶつ切りにして煮つけにする。
味もかば焼きとは程遠く、どちらかと言えばウツボのような味。
オバァにウナギを捕まえて食べたという話をしたら
「あれは主で、お前はバチが当たる」
と言われた。
あれから30年どの出来事がウナギのバチなのかわからない。
