立春から春分の日までのあいだに吹く、風速8m以上の
南寄りの風のことを「春一番」と呼ぶ。
春一番で検索すると
「北日本(北海道・東北)と沖縄地方を除く地域で
立春から春分までに吹く、その年の最初の南風と記されている。
北海道でも春一番が観測されたこともある。
沖縄が春一番を除かれるのは1月でも南風が吹くことが
あるからという理由だそうだ。
低気圧や前線の影響で、1月でも南風が吹くけれど
強い南風は立春を過ぎてから。
本土では「春一番」が吹くと気温も上昇してポカポカ陽気と
なり春の訪れを感じるが沖縄では「春一番」を「二月風回り」とも
呼び、天候の急変を知らせる風となる。
南風が吹いた数日後、西の空に黒い雲が現れ、北西の強い風が
吹き荒れるようになる。
春一番が吹き気温が上昇して暖かくなり、その翌日には北風が
吹き寒さが戻る。
本土では「寒の戻り」というけれど、沖縄ではこの北風が船を
ひっくり返す勢いで吹くので、漁師がもっとも恐れる
「二月回り」と呼んでいる。
