冬の瓜と書いて「トウガン」島でよく頂く野菜の一つ。
トウガンは、夏野菜であるが、亜熱帯気候の沖縄では1年を
通して栽培されている。
夏に収穫して冬まで品質がおちないことから「トウガン」と
呼ばれる。
インドが原産といわれている。
実は沖縄がトウガン栽培発祥の地だそうだ。
1年に3回ほど収穫されるので、沖縄の家庭の台所にはいつも
置かれている。
農協には規格品が納められ、規格外品(形の悪いもの)は、
近所や知り合いに配られる。とても食べきれるものではないので、
3つ4ついただくと、次の収穫まで台所にあるようなもの。
カロチンが豊富で、ダイエット食品として人気が高まっている。
大きな種は乾燥させて沖縄の民間治療薬として使うことがある。
腎臓病・高血圧・利尿剤として薬効があるそうだ。
乾燥させて粉にするが、そのやり方を知っている人は少ない。
淡泊な味のため、味をしみこませる料理に適していて
豚肉と煮たり冬は身体を温める汁物として使われることが多い。
葉野菜の値段が高騰しているので、代わりにトウガン料理も
いいのでは・・・
この時期に本土で売られているトウガンの多くが沖縄産である。
