2月3月、本土から沖縄にやってきて空港に降り立つと
「モォワァ〜」と南国特有の湿度に包まれる。
1年で一番空気が乾燥している時期なのに、これは
本土方がよほど空気が乾燥しているから。
亜熱帯気候の沖縄では、年間を通して20℃を切る日は
少ない。もちろん寒い日もあるが、本土に比べると
冬は暖かく過ごしやすい。
連日、本土のニュースでは「猛暑」「猛暑」
それどころか「命にかかわる暑さ」などと
報道されている。もはや熱中という文字は当たり前の
ようになっている。
沖縄では台風通過後から海水温が一気に下がり25℃と
いう日もあった。
沖縄には「猛暑日」という日はない。
沖縄は、四方を海に囲まれた海洋性気候のため、海風が常に
吹き込んで空気が適度に冷やされる。特にこの宮古島では
高い山も高層ビルもないのでフェーン現象や
ヒートアイランド現象も起きず、
極端に暑くなることがない。
沖縄は全国で唯一37℃超えをしていない。観測史上最高気温は
2012年石垣島の伊原間で36℃を記録している。
このあいだ北海道で37℃の日があったそうだ。
と、いうことは沖縄は日本一最高気温が低い場所と
いうことになる。
確かに、この小さな島も開発が進んで天気予報の最高気温が
33℃という日もあるが木陰では汗もかかない。
島にやってきた人が、今最初に口にするのが
「涼しいですね。」
やがて沖縄は日本の避暑地となるだろう。
