一昨日は、気温が28℃で夏日だったのに、
突然の寒波で、10℃以上の気温差になることもある。
昔の人は「旧正過ぎれば、寒さ一日」と言ったそうだ。
寒さは長続きしないが、寒さ一日とはいえ、
冷え込みはかなり厳しい。
過去の統計では、名護で1967年の2月に
最低気温3.4℃の記録があり久米島では
1977年2月みぞれを観測したこともある。
この時期の天候は不安定で、穏やかな夏日が
突風を合図に大荒れになることがある。
西高東低の気圧配置がゆるみ、季節風が弱まって
くると、台湾の北方海上に低気圧が
発生することがある。天気図を見ると、
その等圧線の形が、あたかも袈裟をなびかせた
僧侶の姿に見えることから「台湾坊主」と呼んでいる。
この台湾坊主が太平洋に出て台風並みに発達する。
今でも海難事故が多く漁師も恐れる風が吹く。
沖縄では旧暦の二月に発生することが多い
ことから「ニガツカジマーイ」と呼ぶ。
宮古島では、この風が吹く前に池間島の西に
黒い雲が現れる前兆がある。
その雲が見えると、予定を切り上げ港に戻ることも
あるので、ご了承ください。
事態は一刻をあらそいます。
