ムイガー展望施設が完成して、多くの観光客が
訪れている。工事は一括交付金を活用して、
展望施設、遊歩道、あずまやなど建設された。
観光名所の東平安名崎から、県道235線に沿って
七又海岸を過ぎて、インギャービーチに
向かう景色の良い海岸沿いに整備されている。
ムイガーの「ガー」は、方言で井戸のこと。
ムイガーの崖下には、湧き水がわいており、
1957年〜1970年まで地域の水源として
利用されていた。簡易水道の普及により使用される
ことはなくなったが、その水量は
現在も豊富で毎秒22リットル時間当たり
約80トンの水が湧き出ている。
またここから見える太平洋の景色は絶景で、今の
季節だと子育てにやってきたクジラの
親子が見られることもある。
ダイバーたちがあこがれるマンタやウミガメの泳ぐ姿も
よく見られる。ムイガーに建てられた看板には
「クジラが見える丘」と書かれてあるそうだ。
これはまんざら誇張されているわけではない。
太平洋を望む一周道路は、信号もなく交通量も
少ないので、ついついスピードが出てしまうが、
事故が多いことでも知られている。
のんびりと景色を楽しみながら、ムイガーで
一休みして景色を楽しんでください。
