車の運転免許は、今から30年前に宮古島の自練と
呼ばれるところで取得した。
今でも自動車教習所のことを沖縄では自練と呼ぶ。
教習所の練習コースの中に踏み切りがある。
正確には踏切に見立てた場所がある。
当然、一旦停止をするが、なぜ?一旦停止をするのか?
ほとんどの人が理解していない。
学科教習で、過去に起こった線路内の事故などの話がある。
すると「先生!もし内地で踏切の中に閉じ込められたら、
どうすればいいのですか?」
と質問する人がいた。
先生は「すぐに車を捨てて逃げてください。」という。
間違ってはいないけれど、その答えがあっているのか
よくわからない。私が本土出身というのはすぐに
わかるので、生徒たちが色々と聞いてくる。
「閉じ込められたらどうすればいいの?」
「閉じ込められた車や人を見たことがあるの?」
そもそも閉じ込められるような事故は、頻繁に起こるわけではない。
「踏切なんて、チョット持ち上げれば車が
通るくらい大丈夫だと思う。」みたいなことを言った。
「エッ 踏切のどこを持てば上がるの?」
「何キロくらいの重さがあるの?」
質問攻めにあった思い出がある。
そもそも沖縄には踏み切りはない。
本島にモノレールが走っているが頭の上を走っている。
もしかして沖縄第一号の踏切が宮古島に出来るかも知れない。
現在、空港から上野村まで電車を走らせる計画が
持ち上がっている。もし踏切が出来れば、教習所の
路上コースになるのは間違いないだろう。
