毎日、暑い日が続くと食欲が失せる。
一日中太陽の下で遊んでいるので、たっぷりと汗を
かいて、ガブガブと冷たいお茶を飲む。
海から帰ってくれば、ほってった身体を冷ますように
冷たいシャワーを浴びて、冷えたビールを水のように
飲む。至福のひと時であるが、
これがついつい飲みすぎてしまう。
そりゃぁ、食欲もなくなるわ・・・・
先日は、夏土用ということで、コンビニやスーパーでは
ウナギのセールがあった。ウナギ嫌いではないが、
あの脂っこい味を想い浮かべただけで、
とても食べる気がしない。
暑い夏の日に、海洋工事の船で、お昼に冷たい
味噌汁が出てきた。
食欲の失せた身体に染み込むように美味しかった。
海洋工事の工事台船には、全国から出稼ぎに来た人達が
のっていることも珍しくない。
冷たい味噌汁は、山形や宮崎の名物料理だそうだ。
もちろん地域によって中身が異なるが、冷たい味噌汁に
薄く切ったキュウリが入っているのは共通している。
一見、単純そうで手間のかからないように見えるが、
ニボシをすり鉢ですりおろし、焼いた干し魚を崩して
具にする、意外と手間暇がかかる料理である。
お湯にしか味噌は解けないと思っていたのは大きな勘違い。
大きな鍋にガラガラと氷の音をさせた、
鍋いっぱいの冷や汁が、アッと言う間に
ダイバーや作業員のお腹に消えていく。
これをご飯にぶっかけて2杯3杯と食べた記憶がある。
一度作り方を調べて、ランチにでも持っていこうかな。
