夜、宮古島の沖合遠くから宮古島を見ると
二つの明かりが見える。
一つは東平安名崎の灯台と
もう一つは池間島の灯台。
灯台の明かりは、光の色と光の出し方の
組み合わせで出来ている。
となりどうしの灯台が同じような光り方をしていると、
船は間違えて浅瀬や海岸に乗り上げる心配があるから。
海図には、それぞれの灯台の光方と色が書かれてある。
しかしほとんどの漁船には海図はつんでいない。
東平安名崎の灯台と池間島灯台の見分け方は、
明るい方が池間島灯台で、
光が弱いほうが東平安名崎灯台。
灯台の明るさ(光度)は、カンデラという単位で表す。
池間島の灯台の光度は560カンデラで、
東平安名崎灯台は290カンデラ。
光の到達距離はお互いに18海里(33キロ)
遠くから宮古島に向けて帰ってくると
灯台の明かりが見える。
明かりが見えたときの安心感は船に乗っている人に
しかわからない。
灯台の明かりに励まされて船は港に向かう。
