てっきり今年は、台風の当たり年だと思っていた。
直撃する台風はあったが、たいした被害もなく
通り過ぎた。
台風が出来ない原因になっているのが海水温で、
例年だと30℃近くある海水温が
今年は9月になっても28℃を超えない。
船の上にいて近くを雨が通り過ぎれば
肌寒さを感じるほど。
台風シーズンはまだまだ続くので安心はできない。
「二百十日は、気をつけろ。」
とよくオバァが言っていた。
二百十日は雑節の一つ。
立春から数えて二百十日目の日で、
今年は8月31日だった。
農家にとって稲が開花する重要な時期であるが、
農作物に甚大な影響を与える
台風に見舞われることも多い時期。
過去の経験から、農家にとって油断のならない
この日を厄日としている。
漁師にとっても同じで出漁できるかどうか
生死にかかわる問題でもある。
とはいっても自然現象であるからどうすることもできない。
そこでこの頃になると風を鎮めるための
祭りが各地で行われる。
今年はコロナの影響で祭りは、
すべて中止となった。
すべてにおいて早く落ち着いてほしいものだ。
