沖縄を代表する魚といえば、県魚であるグルクン。
追い込み漁で一網打尽にする。
全盛期にはサバニが4〜5曹に40人くらいの
ウミンチュウで行われていた。
今では平均年齢は70歳を超えている。
不安定な仕事なので後を継ぐ人はいない。
沖縄ではグルクンは大衆魚であったが、
今では高級魚の部類になる。
一匹一匹釣っていたんでは引き合わないし仕掛けや
撒き餌、それに餌、氷
これらを買っていくには経費が掛かりすぎる。
昔、グルクンを専門に釣っていた漁師さんがいた。
あの頃でオジィの歳は70歳を超えていた。
「オーイ!」と港で呼ぶから行ってみると。
「サックは持っていないか?」と聞いてくる。
「サックって・・・?」
「コンドームさぁ。持っているなら一つオジィにわけれ。」
という。
「オジィが使うわけ?」
コンドームの使い方も色々で、グルクンの疑似餌には
コンドームが一番だという。
昔のオジィは仕掛け作るのも手作りだった。
今ではレジャーで釣るくらいで、
グルクンを釣る漁師はいなくなった。
