沖縄を代表する魚といえば、県魚であるグルクン。
泳いでいるときは青色をしているが、
水揚げされると赤色になる。
漁師に「グルクンの色は?」と聞けば
「青さぁ。」というが、
市場のオバァに「グルクンの色は?」ときけば
「赤さぁ」というだろう。
他に沖縄特有の魚といえば「イラブチャー(ブダイ)」
沖縄では高級魚の部類であるが、刺身ではカラフルな
皮付で出てくる。
鮨ネタでもでてくるが、初めての人には、
チョットひいてしまうかもしれない。
天ぷらの具としてよく使われるのが
「マンビカー(シーラ)」
本土のより大きくて1m50p以上ある。
その日のうちなら刺身でも上等であるが、翌日には
ベターとしてしまい刺身には適さない。
沖縄の魚といわれて思い浮かぶのは個性的な魚ばかり。
沖縄の魚は脂がのっていない。色が不気味だと
いう人が、白身魚のミーバイ(ハタ)は
刺身や魚汁に、本土では外道のアイゴは
マース煮(塩煮)にして食べる。
それぞれの魚にあった調理法があり、
カラフルな魚も脂がのっていない魚も
美味しくいただく。美味しさがわかるまで、
けっこうな月日がかかった気がする。
