2021/11/11
ヤシガニは、奄美以南の熱帯地域で見られる。
方言でマクガンと呼ばれ、昔から地域の
人達には、なじみ深いカニである。
確か、絶滅危惧種に指定されていて、今は
天然記念物になっている。
10月~11月が繁殖期で、夜な夜な出没するのが
今の時期。
ヤシガニ観察ツアーなどもあるようだ。
日中は岩の割れ目や穴にひそみ、夜間に活動する。
植物等の実を食する。
特にアダンの実が好物で、アダンの実が熟する
6~8月頃になると木の上にも登るし、
サツマイモ等も食べる。
時々、ヤシガニ料理を食べて食中毒を起こす。
もともとヤシガニの身体に毒性があるわけではなく、
食草に関係しているという。
大きなハサミを持ち、近づくものを威嚇する。
地元の人は捕まえ方をしっているが、
手は出さない方がいい。
挟む力は300キロのライオンが獲物を噛む力より
強いといわれている。
ヤシガニ料理を求める観光客が多いが、
独特なクセがあり、それほど
美味しいものではない。
ヤシガニを食べるより、イセエビかガザミ料理を
オススメする。

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