2021/11/27
よく聞かれることの一つに
「沖縄料理が食べたい。どこの店がいいですか?」
琉球料理は宮廷料理と一般の家庭料理に分かれる。
宮廷料理は中国の冊封使を接待するための料理で、
明治になっても遊郭で出されて
いたそうだ。
家庭料理だとチャンプルーなど一般の食堂で
食べることができる。
琉球居酒屋に行けば、宮廷料理と一般料理を
ミックスして進化した「琉球料理」がある。
琉球料理の特徴は、豚肉文化である。
「豚に始まり豚に終わる」といわれるほど、
豚肉料理が発達している。
「鳴き声以外は全て食べる」と公言する。
肉だけでなく、内臓、耳、足、あばら骨肉、
血に至るまで使いこなす。
とくに、皮つき肉、骨付き肉、内臓など
コラーゲンの多い部分をよく使う。
昔は今より手間暇をかけていた。
たとえば、肉は塊のままゆでて、肉として、
豚出汁として使うが、ゆでることにより脂肪分を
取り除く方法が健康に良いとされてきた。
何がどう変わったのか、今の料理は高カロリーに
なり成人病を引き起こしている。
オバァは「昔は太ってる人はあまりいなかったさぁ」
とよく言っていた。
たしかに居酒屋などで沖縄料理を食べると以前より
脂っこく感じるときがある。
沖縄料理を代表するポーク缶やツナ缶なんて、
もともとはなかった素材だ。

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