関西人は、よく「アホ」という言葉をよく使う。
アホが関西弁であるなら、標準語で「バカ」
という意味になるが、関西人に
「アホって、バカのこと?」と聞けば、
返事をするのに間があくだろう。
関西人のダイビングスタッフと一緒に
暮らしている女の子が、夜に泣きながら家に
来たことがある。
チョットした口喧嘩をして彼氏から「アホ ボケ」と
言われたそうだ。
女の子は確か東北出身の子だった。
関西人にしてみれば、普段の会話の中で
「アホ」という言葉は空気のように
出てくる。
「アホやん」「アホちゃう」「アホすぎ」「アホらしい」
関東では「バカ」という言葉がよく出てくる。
「バーカ」「バカじゃない」「バカみたい」
このバカという言葉は、関西人にとって
「ムッ」とする言葉である。
アホと言われても関西人は笑っているが
バカといわれりゃ腹がたつもんだ。
沖縄本島でバカのことを「フラー」という。
宮古島、八重山では「プリムン」または
「フリムン」という。
語源はどこからきているのか、調べたことがある。
フリムンの語意をさかのぼると、古語で
惚れ者という言葉からきていて、
夢中になるほど一途な状態になっている
ことの意味があるそうだ。
オバァは私のことを「インボウ」「インブリ」
とよく呼んでいた。
毎日、海で遊んでいるので
イン(海)バカ(プリ)という。
