【その6 戦いの決着!】
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その後、マーリウの攻撃で野盗E1が死亡。
マーリウはレルヴァの援護にE2に攻撃をかけます。
>図
こんな感じです。
『カナンRPG(仮)』の戦闘では、人数の多い側が、多い分だけ余分にサイコロを振れます。
これでだいぶ有利になりました……と、その直後。
ズウェイ:「どりゃああああっ!」(サイコロ) ……1と2と3と3と5と5! 2発!
M:野盗防御。(サイコロ) ……2と2。失敗。ぎゃー。
すでに1ダメージ受けていた野盗E3は、このズウェイの一撃で絶命。
M:野盗E2「たっ、助けてくれえ! とてもかなわねえ!」
レルヴァ:「逃げるなら追いかけやしないよ」
マーリウ「おい待て。狙いはなんだ」
M:質問するのね。野盗は素直に答えてくれますよ。
M:野盗「頼まれただけなんだ! お前らが持ってる人形をとってこいって!」
レルヴァ:「頼まれた? いくらで?」
M:野盗「こうなったら、隠してもしょうがねえ。金1カラトくれるって」
M:えー、ちなみに「金1カラト」は、ゲーム的に言うと〈財産〉判定5回に、+2個ずつサイコロ増やせるという、貧乏人にはひと……いやたいへんな財産です。
レルヴァ「その倍は出してやるから、頼んだやつを教えてくれないかね」
M:では、そういう交渉をする?>レルヴァ
レルヴァ: するする。
M:じゃあ〈財産〉よりは〈下層対話〉だよね。〈下層〜〉でどうぞー。
レルヴァ:財産ではなく、交渉なの? 金でものを言わせたたいが……。
M:相手は気持ちが弱っているので、+1dしてよいよー。
レルヴァ:では、理知のみ。(サイコロ) ……2と3と6。よし!
マーリウ:よーし。
M:野盗、すっかりレルヴァのいうことを信用します。
M:野盗「だ、だんなみてえな心の広いお方だとは露知らず。おそれおおいことをしちめえやした。なんでも聞いてくだせえ。おれの知っていることなら、なんだってお教えいたしやす」
マーリウ:(おもしろいなあ)
レルヴァ:頼んだ人物について聞く。
M:野盗「へえ。あれは呪い師でした。女の。金をやるからと言われて……ついこのところ懐がさみしかったもんで……。たいしたことはない、子供をひっさらうより簡単だって言われたのに……こんなにお強いとは……」
レルヴァ:「人形を持っていた男のことは知らないのかね? こちらも呪い師だったが……」
M:野盗「俺たち……といっても、残りは死んじまいましたが……は、人形をとってこいって言われただけで……ほかにはなんにも。それにしちゃあ、ぼろい仕事だと思ったんだよなあ。俺はよせっていったんですよ? それをあのゲゲスのやろうが……」
レルヴァ:「女の名前もわからないのかい?」
M:野盗「あ、ええと……ト……トなんとかって言ってました」
レルヴァ:「ふーむ」どこで頼まれたのかを聞く。これから行くところ?
M:野盗「へい。この先の宿場の先の森に、人形を持ってこいといわれやした。ところでだんな……? あっしは、ほかになにをすれば……そのう……おあしの方をいただけるんで?」
レルヴァ:「ほれ、とっておきなさい。私は裕福な紙芝居師なのだよ」なるほど。では、こいつらのふりをして人形をもっていくか……。
M: 野盗「おありがとうございますーー!」 って、一応〈財産〉判定しとこうかね。実際に持ち合わせがあるかどうか。
M: 1レベル成功でいいよん。
レルヴァ:はい。(サイコロ) ……2と2と3と6。セーフセーフ。
M:野盗「あらためて、おありがとうございますうううううっ。じゃあ、あっしはこれで、どろんということで……」 と、去っていこうとしますが……
M:仲間のことはもう気にもしていないようです
レルヴァ:ひでえなあ。まあ、野蛮な世の中ではあるが。一応、森の詳しい位置を聞いておくよ。
M:森の位置については、地図ほど詳細ではないにしても、充分な位置がわかりました。そのどこに呪い師がいるか、ほんとうの正確なところは実際に行ってみる必要がありそうですが。
マーリウ:この先の森の宿場といっていたかな?
すでにちゃんと覚えていないマーリウ。まあレルヴァもいっしょだから大丈夫でしょう。
レルヴァ:うむうむ。まずは宿を取って、ひと休みしてからで良いかなあ。それとも、このまま向かうべきか……。
ズウェイ:「宿場にいこうぜ。飯くらいくわせてくれよ」
マーリウ:戦いで疲れたかもしれない。
レルヴァ:「いつとは言ってないから、明日でも良いだろ」
M:では、ここでいったん、シナリオをしめましょう。
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『カナンRPG(仮)』は、サイトでテスト版基本ルール一式をダウンロードできます。ぜひダウンロードして遊んでみて下さい。
(2011/06/14現在、まだシナリオがついてません……)
ダウンロードはこちらから。

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