コロナウィルスというよりも
それを恐れる人々の心は
まだ落ち着く気配を見せません

舞台がなければ、役者は育たない
でも、今の状況は舞台と頗る相性が悪い
そう思っています

2020年は
4月、5月、7月の公演が中止になりました
今は、11月に一人芝居を無観客で行う計画を進めています

皆さま
また会える時まで
どうか息災でお過ごし下さい

2020/9/25

いつか上映されるための映画について  公演記録

映画『遠近を抱えた女』
上映は出来なかったけど
佐々木ののかさんとのトークは出来ました

ちゃんと見やすく編集してくれてます
YouTubeにて配信中
前後編、合わせて35分くらい

「愛」と「家族」についてのアンテナが鋭いののかさんの
映画の感想、それから発展した大浦監督論は
誰も気づかなかったツボにサクッと刺さりました

まだ配信でしか発表されてませんが
ますます上映して欲しくなりました

前編
https://youtu.be/wUOazbXPZ34

後編
https://youtu.be/kYb8blJv6UM
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2020/8/18

同級生の訃報が届いた  通り過ぎた日々

私の高校の同級生の卓球部の部長は
参考書でも読むような真顔で
ギャグ漫画読む人でさ

卓球部と剣道部の共同の部室で
トランプマジックを見せてくれたんだよ
不躾にタネを聞いちゃう私に
静かに「それは教えるもんじゃない」って言うんだ



そしたらその人
ホントにマジシャンになったんだよ



ご飯食べながらマジック観せてくれるお店にさ
彼のマジックを観に行って
我々の出身校は進学校だったはずなのに
お互い学歴とか関係ない業界に来ちゃってるねと笑って話したんだよ

学歴は関係ないにしても頭の良い人でさ
よく計算された観せ方をする人だった
非効率だとしても伝統や技術にこだわって
目先の利益には繋がらなくても
業界や文化を守るために必要なことを考えてたんだと思う



ステージを大事にする姿は
舞台好きの私にとっては
なんか誇らしかったんだよ



私の一人芝居の舞台も観に来てくれてさ
ありがとう、って声かけたら
スッと手を出してくれて
お互い頑張ろうぜの握手をしたんだよ

それまでのやり取りでは「阿部さん」って書いてたのにさ
それからは「あべさん」って書くんだよ
そーいうとこだよね
ちゃんと言葉を選んでるんだよね

連絡するときに私が「チケットは当日の清算で…」って書いたらさ
「お金のやり取りは『精算』ね、『清算』は関係をクリアにする時に使います。僕は阿部さんとの関係を『清算』する気はないよ。」ってやんわり訂正する言い方がやたら王子でさ
なんなんだお前乙女ゲームのキャラか! って不覚にもときめいたよね



ついこないだもFacebookでやり取りしたんだけどね
今日訃報が届いたよ
くも膜下出血だって
わりと突然だよね



このご時世で通夜葬式は特に行わないそうで
もう顔も見られない



酒が好きで
後輩にウザく絡むこともあったんだって
なんか目に浮かぶよね
たまたま私が共演した共通の後輩誘ってさ
飲みに行ったりすれば良かったよ



もっと観て欲しかったし
もっと観ていたかったよ



今日は飲むことにする
ありがとね
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2018/5/8

重たければ着替えちゃえば、って  稽古のあと

一昨年の一人芝居は
「纏う」ことがテーマになっていました

着物を纏い
生活を纏い
お金を纏い
あの人を纏い・・・

実際に私たちは
色んなものを纏って生きています

肩書であったり
仕事であったり
立場であったり

言い方は色々あるけれど

誇らしい属性であることも
重たい荷物であることも

「纏う」ものはどんどん増えていき
それによって
快適になることもあれば
身動きが取れなくなることもあるでしょう


今回は
纏ったものを「着替える」ことがテーマのようです

それまで培ってきたものを
思い切りよく投げ捨てることは
勇気の要ることだと思います

引っ越し一つにしても
かなりのエネルギーが要るし
転職とか離婚とか
捨てることでスッキリすることがわかっていても
先々の不安はなかなか拭い去れないもんで

安定に甘んじて
現状維持に努めた方が
むしろラクなんじゃねぇかと思うことは
まぁたくさんあると思います


『きりぎりす』は
思い切りよく夫を捨てる女の一人語りです
「おわかれいたします」と身も蓋もなく言い始め
画家として成功した夫をディスりまくり
言いたいことを言い終えて着替え完了、みたいな
清々しい女の話です

これを清々しいと思うのは
もしかしたら私が女であるからかもしれないけれど
纏ったものが重たくてイヤになったら
着替えちゃえばいいじゃん、という
可能性を一つもらえるような気がします


観て下さった方がどんな風に思うかは
それぞれ違うし全く予想が出来ないけれど
重たい身体がちょっと軽くなったなぁみたいな
マッサージの後のような気分になってくれたらなぁと
あと数回の稽古に臨もうと思います
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2018/3/10

言葉を纏ふ〜纏の二 太宰治『きりぎりす』〜   公演情報

2016年
お芝居を始めて15年経ったことを記念して
一人芝居に挑戦しました

その時戴いた温かいお言葉を
積極的に真に受けて
今年、第二弾を打ち上げます


あさがお企画
「言葉を纏ふ 〜纏の二 太宰治『きりぎりす』〜」

※あさがお企画とは、私が一人芝居を打つ時の屋号です

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◯日程

2018年5月18〜20日

18日(金) 19:00
19日(土) 15:00/19:00
20日(日) 17:00


◯場所

Gallery&Space しあん
(東京都台東区東上野1-3-2)
都営地下鉄大江戸線 新御徒町駅より徒歩1分


◯チケット

2500円


ご予約はコメントでも承りますが
TwitterやFacebookをご利用の方は
そちらで「あべあゆみ」を検索して戴き
ダイレクトメッセージを戴くと早いです
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2017/12/23

ただ石があるだけの場所  通り過ぎた日々

あまり信心深い方ではなく
心霊現象の類はむしろ信じない方ではあるけれど
墓参りは行く方だと思う
 
舞台でその人の作品を使わせてもらうとか
その人の人生を作品にさせてもらうとか
そういう時に
わりと行く方だと思う
 
太宰治は三鷹の禅林寺
三島由紀夫は多磨霊園
 
高野悦子は栃木県の宗源寺
岸上大作は兵庫県の共同墓地
南方熊楠は和歌山県の高山寺
 
見沢知廉は駒込にある光源時
 
そして今回は
阿部定事件の被害者である
石田吉蔵さんが無縁仏として祀られているという
麻布の専光寺に行ってみた
 
 
お墓には特に何もない
石がある
 
お墓によっては
それ相応のカルシウムのかけらがある
 
それだけの場所だけど
それでも行くと少しだけ
ご挨拶した気分になる
 
よろしくお願いしますと
頑張りますと
ひとこと言うだけで
来て良かったなという気持ちになる
 
ほぼ無宗教の国と言われているけれど
根付いている気の持ちようは
ちょっとありがたい宗教の匂いがする
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2017/11/5

評価と氷菓は同じ音  通り過ぎた日々

歳を重ねるごとに
「知らないひと」が怖くなってる気がする
 
たぶん
人が表情に出さない範囲で考えてる事の多さを
だんだんわかってきたからだと思う
 
誰かの記憶に残ることは
評価が記録されることと同じ
 
なるべくイイところだけ見せられるように
舞台ではイイかっこをするのだけども
 
普段は
もうこれ以上
誰かの記憶に残りたくない
散々な評価をされたくない
そう思うから怖いんだろう
 
とは言いながら
また新しい団体さんに参加して
舞台に立とうとしてる
なんだかんだ言って
残りたいんだろうな
 
I scream!
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2017/6/18

『二十歳の原点2017』  公演情報

2013年に上演し
その後4回も
同じ時期に
同じ脚本で
同じ演出で
同じ出演者で
上演し続けてきた
『二十歳の原点』

今年で5回目になります

「再演」はよくあることだけど
これだけちゃんと「再演」する公演は
そうはありません
劇場は変わったりしたけれど
それでも内容は全く変わりません

変わったことと言えば
「出演者がちょうど1年歳をとった」
「観る側もちょうど1年歳をとった」
それくらい

本当にわずかな
1年歳をとったことで起こる変化は
観てわかるものではないのかもしれません

それでも
稽古場で1年ぶりにこの作品に触れてみると
1年ちゃんと自分が生きてきたということを実感します

20年というところで
変化を止めてしまった女性
生きていたら68歳

そういえば私が「先輩」と呼んでいたある人は
33年で変化を止めた
生きていたらこないだ40歳になっている


私は37年
たぶん変化し続けています

変化を止めようという気持ちは
わからないものではありません

けれど


けれど

去年の舞台の写真を見て
1年分だけでも変化した自分が
誇らしく思えたりもするのです

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当たり前のことだけど
自分ひとりでは何も出来ない
変化も継続も

私に
明日も元気でいたいと思わせてくれる
人や言葉に
改めて感謝します
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2016/11/19

ねこぐすと熊楠  公演情報

今、最終稿が出来上がりました
上演はいつかと言えば

9時間後です

自分が読む文章を
自分で書くので
困るのは自分だけだから
ギリギリまで考えたり直したり出来ます

でももう少し早ければ
もっとしっかり準備が出来るのに

夏休みの宿題は
8月31日まで本気になれないタイプです

今回は、限られた客席数ということもあり
小さな発表になりますが
また機会を作って
上演出来たら、と思います

何しろ、もっと知名度上がれば良いのに
って思うのですよこの人

南方熊楠

少し知ってみると、本当に面白い

おりこうさんのお手本にはならないけど
こうやって物事を見ることが
本当の勉強なんだろうなって思う


本日11月19日(土)19時半より
30分くらいの短いお話が
千歳烏山の
自然派ワインバー烏楠 で
上演されます
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