
(和知のカヌーコースの4km上流の
和知発電所)
今回、関西ワイルドの練習の為に何回か和知に来ていたのだがその時にふと考えた。和知のカヌーコースから9km下流には元々の由良川のツーリングコースのスタート地点の立岩がある。そこから新綾部大橋までは何度か漕いだ事がある。そして新綾部大橋から福知山まで16km漕げば、そこから日本海までは昨年5月に漕いでいる。

(ダム敷地内は当然ながら立ち入り禁止)
そもそも由良川は関西圏の有名な川であるにもかかわらず、私はあまり縁がなかった。初めて漕いだのも平成9年、なみはや国体の年ですね。木津川や保津川、奈良吉野川、四国吉野川、長良川などいろんな川にはいってるのに由良川には来てなかった。
その気持ちが表れてか最近では毎年関西ワイルドの試合のたびに由良川にきているのに試合コース以外は漕いでない。
そんなわけで私の繋げる旅も由良川はつい後回し。そこで今回思い切って和知から福知山(ということは海)まで繋いでみようと思い立つ。せっかくなので上流も少し漕いでみよう。ちょうど和知コースの4km上流に和知発電所がある。どんなに頑張ってもこのダムでは途切れざるをえない。そこでまずはダムまで行ってみよう!

(和知中学前の交差点から斜めに入る入川道)
ダムの所は上流側も下流側も道はあるが立ち入り禁止。まあ放流してるときだと危ないからな。今までもダムがあるところは何km単位でロングポーテージをしている。とにかく今回はこのダムを起点にスタート。道路をテクテク歩いて降りれそうなところを探す。何箇所は道はあるが河原に出れずを繰り返して、ようやく和知中学校前の交差点を下流側斜めに降りる入川道を発見。なんとしたで車をUターンもできる。どうやら消防の取水場所のようだ。ではここから下っていこう。

(人工物はなにもない。とても上陸できない)
スタートしてすぐに右斜めの瀬がある。気楽に漕いでいたのだが近寄ると大きい。あっという間に突入。これはなめては行けないと気を引き締める。まあ結局ここが一番大きい瀬でしたけどね・・・
しかし由良川は谷が深く、気楽に上陸ができない。まさに深山幽谷といった感、ところどころは降りれるものの、こういう状況が綾部あたりまで続く。

(和知駅すぐ西の鉄橋)
適度な瀬と景色を楽しみながらのダウンリバー。とはいうものの和知中学校前からは3kmしかない。あっという間にJRの線路を2回跨ぎ、和知のカヌーハウスが見えてくる。ここでは申し込むとカヌーの体験もできるので興味のあるかたはごらんください。

(
京丹波町和知B&G海洋センターカヌー艇庫・カヌークラブハウス)
ただこの艇庫のすぐ下に川一面にオイルフェンスが張ってある。この先には堰堤がありとっても危険。大体堰堤というのは横に長くなっていて、水が等速で流れているので逃げ場がない。うまく飛び越えれたらわからないが、いったん失速して横向いたらそのままずっと回される。水深が50cmほどでも抜けれずに窒息死する。川の死亡事故はこの堰堤が多い。3mの滝より1mの堰堤の方が間違いなく死ぬ確率は高い。ここに限らず絶対に漕いだままいかないでください。堰堤があったら担ぐ、上がる場所がなかったら何キロでも戻って担ぐ、それがいやなら漕がない・・・これが鉄則です。

(後ろに見えるのは和知第二大橋、ここを越えると
道の駅 和)
オイルフェンスを越えて右側から堰堤に近づく。右岸を担いでポーテージ。とにかく安全第一。
この堰堤の真下が関西ワイルドウォーター選手権のスタート場所。いつもここからスタートする。この下は瀬が3つ続いて橋の下を通過となる。

(堰堤、おおげさでなく跳んで横になったらまず死にます)
ここからしばらくはよく知ったコース、しかし和知のレースコースを初めて漕いだのが平成12年。はじめてその上を漕ぎました。
では次はこの下を立岩までです。
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