
(右後ろの青いのが原田橋)
ダムというのは大きければ大きいほど直下では川に出れない。
ましてや佐久間ダムは高低差も凄まじく何処から川に出ようかというのはいつも悩まされる。
今回ダム直下は道がなく2kmほど下の
原田橋あたりから漕げればと漠然と考えていた。

(原田橋以外の川への道も通行止め)
しかし実際に現地に行ってみると原田橋は改修工事をしていて通れない。
更にその周りに行く道も通行止めになっている。
探したら徒歩でしか通れない狭い階段とかはあるにはある。
しかし道路が通行止めで工事の人もいる状態で無理に押し行ってカヤックを漕ぐのは流石に躊躇われる。

(川の中を通る迂回用の沈下橋)
一応、原田橋の下流に仮設の道路(橋)があるにはある。
しかしまさに沈下橋でダムが放流したら沈んでしまうサイズ。

(停まると注意される。放流時は使えない)
一応車で見に行ってみた。
途中で車止めれそうな所があったので止めて外に出るとすぐ巡視員が跳んでくる。
車自体交互通行だし勝手な事をするなと怒られる。
確かにちょっとまずかった。
そんな所にカヤック漕いで・・・いや辞めよう。
これは行くべきではないだろう。

(遺憾ながらショートカットで中部大橋へ)
そうなると原田橋、仮設道路は外してその先から漕ぐか!
ちょうどJR中部天竜の駅がありその前に中部大橋がかかっている。
よし、そこまで歩こう。
そう決めると駅前に車を止めて佐久間ダムまでモトコンポで上がる。
では歩きますか!

(ダムからの下りのトンネル、なんだかんだ言って広い)
ダムからしばらくはトンネルの連続、ただ幅が違うし歩道とまではいえないが狭いけれど段差があるのでそこを歩ける。
車はダムの上流より頻繁にくるが怖さは少ない。

(ダンプが来ても狭いけど歩道のようなスペースがあり安心)
何箇所かトンネル過ぎると視界が開ける。
道路からは中部大橋が見おろせる。
もう少し歩くと今度は原田橋が見える。
天竜川が原田橋から中部大橋の区間でもの凄く急なカーブを描いている。
そして仮設道路の下で天竜川と大千瀬川に分流している。

(トンネルを抜けると中部大橋が見えて来た)
やっぱり漕いでみたかったな。
でもそこまで無理して漕ぐべきではないだろう。
実際3kmほど距離は短くなる。
まあ全体から考えたらそこまで大きい事はないがすっきりしない。
とはいうものの原田橋の工事が終わってから改めて漕ぎに来るまではしない。
まあ基本繋ぐ旅は一期一会、これもまた旅なんでしょう。

(上から見ていた中部大橋に到着)
そんな事を考えながら歩いていて無事に中部大橋に到着。
今回の目的である佐久間ダムの上下を歩くのは出来た。
でも折角だから少しだけ漕いでおこうかな!

3