70s〜サーフィンにおいて、その思考、方向性が大きく変化し、また、ショートボードの出現によって、
アプローチも一気に変わり、独創性が出尽くした状態で、フィッシュデザイン、ダブルエンダー、ピンテール、スティンガーなど、極端に先鋭化したアイデアが次々に発表されては、消えていったが、パイプラインの王者として、文字通り「パイプラインマスター」となった、
ジェリー・ロペスが、自分のブランドを持ち、ロペス独特のセンスで送り出した、
ライトニングボルトのデザインに人気が集中し、そして、ボルトの人気は海外にも広がり、ピーター・タウンネンド、ウェイン・ラビット・バーソロミュー、ショーン・トムソン、
マーク・リチャーズ、イアン・カーンズ、リノ・アベリラ、etc. など、トップサーファーが、皆、稲妻マークのロゴのボードに乗り、
ハワイに来たサーファーが、必ずロペスシェイプを買って帰りたがるため、
たった二ヶ月の間に、120本ものボードを提供する忙しさだった?
ジェリー・ロペスは、サーフィンだけでなく、自分の周りの環境、食生活、物事の捉え方、
そして、それら全てが、どう自分のサーフィンに関わってくるかについて、人々に考えさせた、伝説のサーファーである。

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