Yさん御来店。「やってしまった?」ボードのホコリを取ろうと思って、掃除をしていたら、
立てかけてあったこの名品が、スローモーションのように、
目の前をそのまま、観葉植物の鉢の所へダイブ、クラッシュ!ショック!!
何とかリペアして。。。この素材となる、バルサウッドの語源は、スペイン語の「いかだ」である。
熱帯の人々が、この木を使って「いかだ」を造っていたところから、こう呼ばれるようになり、主な産地は、メキシコ南部から
ヴェネズエラ北部にかけての一帯と、南米大陸のボリビアの南までの地域。
1930s〜1950年代頃までは、レッドウッドや、比重の軽いバルサが、サーフボードの素材として採用され、60年代初頃、ウレタンフォームが登場するまで、使用されていました。
軽量で、マニューバしやすいフォームボードが主流となった現在でも、ロングボーダーなら、いつかは手にしたいと願うのが、ノスタルジー漂う、美しい、バルサ・ボードだ。
現在は、なかなかお目にかかることは難しい。材料も高価であるし、シェイプも大変。
Yさん、もともと、名画「ビッグウェンズデー」78sの中、マット・ジョンソン(俳優:ジャン・マイケル・ビンセント)の持つ
バルサが所有したくなり、オーダーしたもの(30年位前)。御存知の通り、この映画、ロングボードからショートへ、
その間に、ベトナム戦争と甘い青春、60年代のアメリカを映し出した作品である。
MODEL:BALSA CLASSIC
SHAPE:RANDY RARICK

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