11月からの「松葉ガニ漁」の解禁に伴い、
日本海沖(山陰沖)である問題が起こっています。
それは、韓国漁船とのトラブルです。
2001年に日本と韓国の民間漁業者の間で、
日韓暫定水域での民間合意がなされました。
合意の内容は、隠岐北方水域の東西64キロ
・南北7キロの松葉ガ二の漁場を日本側は
11〜12月の2か月間、韓国側は1月〜
3月20日まで交代利用しようというものです。
しかし、韓国側はこの合意をほとんど
守らずに現在に至っております。
それに加えて日本の排他的経済水域(EEZ)でも
違反操業を何度も繰り返しています。
いくら取り締まっても「イタチごっこ」が続いています。
弁慶丸は沖合底曳き船の経験がないですので、
いつもベテラン漁師から昔話を聞かされています。
韓国(北朝鮮?)漁船と遭遇すると船を横づけして、
なぜだか?船に乗り込んで来るそうです。
その行動の意味がわからず、仕方なく、乗り込んで来る
韓国(北朝鮮?)の人を海に放り投げていたとの事。
包丁や石を投げ合ったり、「もう漁場ではなく戦場だったぞ」
と昔話をよく聞かされています。
今回、問題になっているのは、韓国漁船が残していく
違法漁具の処理費用です。
下の写真が、わが鳥取(賀露)港に
保管されている違法漁具です。
日本側が毎年、違法漁具の撤去・保管をしているのですが、
2008年度上半期だけで回収した違法漁具は、なんと
118トンにも及びます。
国が助成した250憶の支援基金も残高50憶にまで
減っているとの事。
密漁だけでなく、余計な労力と資金を使わされ、
山陰の漁業者は怒っています。
竹島領土問題も含めて、国がなぜ動いてくれないのか?
怒りの矛先は自国に向かっています。
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│●脱サラ船酔い漁師からの手紙
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│◎ 発行元 ---- 弁慶丸(鳥取県中央漁協本所所属)
│◎ Web ------- 脱サラ船酔い漁師・河西信明奮闘記
│
http://benkeimaru.com/index.html
│◎ 発行責任者 --- 河西 信明 (かわにし のぶあき)
│◎ Mail --------- benkei-maru0424@ncn-t.net
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