今月何かと忙しく釣りまわっているのだが、そのすべてにおいてデジカメを忘れるという失態をやらかしている・・・
うっ・・・
という訳で、今月追加したウェポンをご紹介しようと思います。
”VOLMOON”
届かせることが出来る”ショアシーバスロッドに課せられた大命題とは・・・。
・シーバスに違和感をもたらさず、その囁くようなファーストコンタクトを食い込ますティップの感度としなやかさ。
・ロングレングスを長時間振り続けることを可能とさせる軽量化。
・衝撃に強く壊れにくいブランクとランカーシーバスを押さえ込む強靭なロッドパワー。
そして、そして・・・
”VOLMOON”をデザインする際に重要課題としたものの一部ですが、これらはみなフックセット後のテーマです。
すべてはポイントクリアに始まります。
長尺の為どうしてもジョイントを介せずにはいかないシーバスロッドにとって、飛距離の追求は最も苦手といえるかもしれません。魚が掛かってからのベンディングカーブを追求していく場合に、インロー継はとても有効です。キャスティングを考えない場合等、たとえば船竿のような使い方ではとても効果的である継ぎ方といえますが、2節を反発性能の異なるもので介するがゆえに究極のキャスティング性能を求める場合にはどうしても表現しきれない領域が存在します。サーフキャスティングロッドやオフショアキャスティングロッドにプットオーバーが採用されるのはこの理由です。反発性能が同じものを継ぐ訳ですから、アクションカーブに留意すればワンピースロッドに限りなく近いスピードでのカエシを作り出せ、安定した飛距離とキャスタビリティーを確保することが可能です。VOLMOONは、ファイティング時のアクションのみならず、この部分にも着目しています。
・キャストパワーのスムーズな伝達。
・キャスト時のバット〜ベリー〜トップとなめらかかつシャープにパワー伝達される。
様々なメーカーから飛距離を重点においたロッドは発売された。
私自身もかなりの数そのようなロッドを使わせてもらったが、このロッドはその中でもトップクラス!
振りぬけの良さは絶品!
ロッドのバランスもかなりよく、持ち重りはしない。
今回は9.5フィートのロッドなのだが、トウィッチができるくらいだ。
キャスト後に多少フォロースルーをいい加減に行っても、ティップはしっかりと止まってくれる。
ベンドも気持ちよく曲がる。
この気持ちの良い振り抜けを実現しているのが、プットオーバージョイントだ!
ジョイントは大きく分けてスピゴットフェルール(印籠継)とフェラライトフェルール
(並継)とがある。
細かくいくと印籠継・逆印籠・並継・逆並継・スリーブジョイント等様々なジョイントがが存在する。
それぞれに賛否両論あると思う。
Jim Greenが・・・
1962年にフェラライトフェルールパテント所得・・・
Jon E Tarantinoが・・・
これは話が長くなってしまいそうなので・・・
省略!
その中でもプットオーバージョイントを採用しているこのロッドはキャスト時の
パワーがティップまで気持ちよく抜けていく感じだ。
キャスト時はリールのシート部分が回転軸になる。
テイクバック時はティップ・ベリー・バットへとルアーの負荷がかかってくる。
キャスト時にその負荷をロッドのパワー(反発)がバット・ベリー・ティップへと伝わっていく。
その伝達効率がいいこのロッドは振り抜け感が最高!
バシュ!
という音と共にルアーは遥か彼方へ・・・
この振り抜けの良さは、ガイドの選択(チタン等・位置)・ブランクスの選択(弾性・製法・径)
パワー・テーパー・ロッドのバランス・など色々な面から考えられて作られている。
今後私のメインウェポンになりそうだ!
このロッドに関して唯一残念なのが、まだラインナップが3つだけという事!
Lクラスのパワーのものが3機種
80Lti
レギュラーテーパー。圧倒的な操作性を得られるコンパクトフィールモデル。港湾や小規模運河のストラクチャー撃ち・テクトロにも対応。キャスタビリティーはもとよりジャーク&トゥイッチなどにおける取り回しの良さは、「撃ち続ける」攻撃的なスタイルを徹底的にサポート。ショートレングスゆえのレスポンスの高さはタフコン時のショートバイトをフックアップにつなげる。
86Lti
レギュラーテーパー。シリーズの中でも基本となるオールマイティーモデル。湾岸で使用されるあらゆるタイプのルアーが扱える「守備範囲の広さ」が特徴。干潟や河口でのウェーディング、堤防や河川からのアプローチにも対応する。8.6fというレングスは、障害物に対しタイトに攻めるうえでのトレースコースの調整をイージーにこなす。
9.5Lti
バットに若干のパワーをもたせたレギュラーテーパー。9.5fというレングスでありながら「取り回しのよさ」が際立つロングシャフト。サーフや大型河川での超遠投、ロングディスタンスにおける橋げた撃ち、瀬など「シーバスの匂い」がするスポットすべてにダイナマイトキャストを生みだす。ルアーウエイト表示だけでは表現できない、実戦においての「芯の強さ」を持つアイテム。
これから更にレングスやパワーのラインナップが増える事を期待したい。
個人的にはまずはLのパワーでに90のモデルがほしいかな!
現在使っている9.5LTIはサーフゲームには最適であると思う。
特にヒラメにはパワー的にもベストマッチだ。
皆さんも一度手にとって見てください。

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