2007/9/24
「本堂の音響システムを考える@」
真光寺のいろいろ
本堂、すなわち宗教的空間における音響設備には随分と苦心させられます。空調にはみなさんご熱心なのに、日常使用する音響や照明に関しては、あまり関心が向けられず、相談する相手がほとんど居ないのが残念です。
住職は随分と以前から音響には凝っておりましたが、どうも催し物会場のような音の鳴りようやら、ハウリング(ピーという異音)多発やらで、しっくりこないものがありました。元来、住職と私は機械類が好きなのでケンカしながら理想の空間づくりに邁進してきました。
本堂では音楽よりも法話での音声がもっとも重要なのですが、一般的にいって、人の声は頭上から聞こえてくるのは良くないことなのです、特に法話のシーンでは、高いところから威圧的に鳴ると、まさに“説教”されているかの心理的悪影響が出るように思えます。しかしたいていは長押(なげし)の上や天井板にスピーカーが設置されているようです。
スピーカーの理想の高さはリスナーの耳の高さと同じです。ホームシアターを所有している方なら、セリフ用のセンタースピーカーの設置場所を思い浮かべてください。
今夏、仮本堂用に【タイムドメイン・スピーカー】を新設しました。これは驚きのスピーカーです。以下HPを御覧ください。ページの下に設置例として、真光寺が掲載されています。
http://zerodesign.biz/timedomain.htm?gclid=CPK1_vWRto0CFQufbgodEDhOMA

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投稿者: 若院★きむらせいゆう
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