2007/9/28
「本堂の音響システムを考えるA」
真光寺のいろいろ
マイクの音声をスピーカーから出すには【PAアンプ】という、ものものしい機械が必要でした(これだけでざっと15万円ほどします)。運動会のテントの下にある放送機械です。このアンプは基本的にモノラル(ステレオではない)ですので、クリアな音楽再生には不向きです。
PAアンプは音質が云々される性質のものではありません、館内放送のように音声が伝わりさえすればよい、との考えに立脚するものです。
本堂音響の難しい点はいろいろありますが、特定のリスニングポイントが無い(=どこに座っていても明瞭な音声が必要)ことが挙げられます。ゆえにステレオ再生はあまり意味がないということになります。しかしモノラルのPAアンプでは不満がある・・・という二律背反の世界なのです。
・・・興味のない人には全然分からない話になっているでしょうね・・・
この矛盾を解決してくれるのがタイムドメインスピーカーです。このスピーカー、何とコーン部(振動版)が真上に向けられるのです。これは噴水のように、放射状に音が空間全体に広がること(=特定のリスニングポイントは問わない)を意味します。

更なる画期的な機械があります。
i-pod はもはや常識ですが、左側のコンパクトな【ミキサー】です。ここにマイク入力が4系統ほどあり、i-podからの音楽とマイク音声を混合(ミキシング)できるというものです。すごいぞオーディオテクニカ社!!電池駆動も可なのでストリートミュージシャンも使ってそう。
ミキサーからの音は通常のステレオプリアンプを経由して、スピーカーを駆動します。つまり、PAアンプはお払い箱というワケ。願うはここに真空管アンプを接続することだが・・・構想は尽きない!

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投稿者: 若院★きむらせいゆう
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