W杯の壮行試合ということで行われた24日の日韓戦でしたが、予想以上の完敗という結果となりました。東アジア選手権は国内の選手だけで戦ったという言い訳があったものの、今回は海外組も含めたW杯用選手だったことから、何の言い訳も出来ない試合結果です。韓国選手と比較しても1瞬のスピードはないし、しかも体格的にほとんど差がない韓国選手に当たり負けしているようでは話になりません。個々の技術もお粗末で、ロングボールの精度は悪いし、たまに上手くいってもトラップがまずく、止めたボールを奪われるという有り様で、駄目だこりゃ、という感じです。期待の本田もはっきり言って口だけ、という感じでした。結果も出せない奴がW杯で優勝したい、などと言っても、韓国選手に馬鹿にされるのが当たり前、という気もします。
それにしても以前からの問題点が全く改善されていないように見えます。瞬間的なスピードがないことや、デフェンスの弱さなど、悪くなっているとしか思えません。試合形式などの練習の前に20mダッシュ的な瞬間的にスピードを上げる練習みたいなものが不足しているような気がします。高さで負け、スピードで負け、パスの精度で負けるようなチームは、何で勝負するのでしょうか。W杯で4強なんて無謀としか思えない目標を掲げる前に、自チームの実力をしっかり把握する必要がありそうです。昨日の試合でも相手の1点目は相手の周りに日本選手が3〜4人もいたにも関わらず、誰も相手選手に当たりに行かないし、シュートコースを塞ぐでもなく、少し極端に言えばぼ〜っと見てるだけ、という感じでした。日本が得点するような可能性は全く感じられないし、大久保は相変わらずでシュートの精度は零に近いし、しかも反則を取られ易い選手という感じで、多分、体の使い方が悪いのでしょう。幾分ましだったのは長友だけという感じで、彼程度の運動量のある選手を何故選ばないのだろうと思ってしまいます。
W杯まで2週間ということですが、日本が予選リーグを勝ち抜く可能性はほとんどないと見ます。素人のいい加減(?)予想では、オランダに1−3、デンマークに0−2で負け、カメルーンに上手くいけば1−1で引き分け程度が精いっぱいでしょう。オランダ戦は前半で0−2になり、後半で0−3になれば日本が1点を取る可能性はありますが、下手をすると0−3の負けでしょう。デンマークはDFに背が高い選手が多く、日本が得点を取れるとは思えません。得点力のない日本は、セットプレーでの得点しか期待出来ませんが、背が高いDFが多いチーム相手に得点出来るとは思えません。カメルーンは調子がイマイチのようですが、スピードに付いていけず、ロングボール一発で失点する可能性が高いと見ます。まともに行けば3連敗ということで、失点が6程度、得点が1か2というのが妥当な処で、予選リーグ突破なんて宝くじで1等にに当たるようなものとしか思えません。残念ながら日本のサッカーの実力というのはこの程度ということでしょうか。

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