秋冬野菜の栽培ということで、野菜作りを行っている施設の畑でも、種まきの準備などで大変です。今回は大根の種まきということで、畝を耕して元肥を入れ、マルチを被せて穴を空けて大根の種をまきました。作業をしたのは9月1日で、迷走していた台風12号が太平洋でうろうろしており、関東地方にも接近する可能性があった頃です。肥料を畑に運ぶ必要があったことから、1日に雨が降るかどうかかなり心配しましたが、台風の予想進路や雨雲の動き、天気図などを参考にした結果、当日の午前中は雨が降らないと判断し、前日に元肥となる豚糞を運びこみました。秋冬野菜としては、大根、白菜、キャベツ、小松菜、ほうれん草、チンゲン菜を植える予定であることから、今回は鶏糞ではなく、豚糞を元肥として使うことにしました。鶏糞より豚糞の方が窒素成分が多いようで、葉物の野菜には鶏糞より豚糞の方が適していると考えたものです。
ここの畑はやせていることから、有機肥料だけではなく化成肥料を幾分少なめに使用することとし、555の肥料も入れて、全面施肥という形で肥料をすき込みました。大根用の肥料としては幾分多目ですが、畑の土を改良する必要がありそうなので、幾分多目の施肥としたものです。作業をやった1日の午前中の天気は、予想した通り曇り時々晴れという感じで作業に問題はなかったものの人の集まりが悪く、2人での作業となったことから、かなり大変でした。大根は長さ6m強の2畝に種をまいたものですが、スコップで元肥を入れた畝を耕し、畝を整備してマルチを被せるという作業なので、午前中に何とか無事に終了した、という感じで、2人とも疲れてしまいました。大根は早生系の種を1畝、晩生系の種を1畝まいたもので、2人で1畝づつ担当したようなものですが、もう1人が種をまくために掘った穴が深く、種をまいた後にかなりの雨が降ると予想されていることから、無事に発芽するかどうか心配です。
去年は大根の種まきは施設の通所作業者が行ったことから、作業予定と種まきをやるかどうかの問い合せを事前に電子メールで施設側に送付しましたが、返信はありませんでした。一般社会人の常識として、このような問い合せのメールに対しては返信するものですが、ここの施設にはそんな常識も通用しないようです。無償で野菜作りを手伝っているようなものですが、こちらの問い合せに対して返信もなく、無視されるようだとやる気もなくなります。施設側から依頼されて始めたボランティアですが、何のメリットもないことからボランティア側の集まりも悪くなっているし、施設側の対応もイマイチであることから、そろそろこのボランティアも考え直す必要があるような気もします。依頼されたことから簡単に始めた野菜作りのボランティアですが、やってみると種々と問題があるし、作業も思った以上に大変ということで、考え方がかなり甘かったようです。

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