C$I HOLDINGS(9609)が整理銘柄に指定され、このままでは10月3日に上場廃止となるようです。赤字続きの会社で、この会社が良く存続出来るものだと思っていたものでしたが、やっぱりという感じになりました。ベンチャーリンクという会社名だった頃からの付き合いで、かなりの額を投資しており、この会社が倒産すれば数百万ほどの損となりますが、ここ数年、事業報告書を見ている限り、業績は赤字続きだし、事業は他社に譲渡しており、何を主体として事業を行っているのか分かり難い会社だったので、倒産もあり得ると考え、最後まで見届ける覚悟(?)でした。数年前の事業報告書で、当時の日本振興銀行から数十億円(四十億円?)の融資があり、金利が10%程度と高かったものの、こんな会社に融資する銀行があるものだと不思議に思ったことがあります。今回、日本振興銀行が倒産したことから債権が株式会社整理回収機構に移され、整理回収機構から債務を返却するように求められたことから、会社の存続が危ぶまれているようです。
毎期毎期赤字を積み重ね、数年前から無理な増資(?)を重ねた挙句、業績を改善出来ず、結局は高利の金を借り、行き詰ったという感じがします。この間、経営者なるものは何をやっていたんでしょうか。それにしても不思議なのは、こんな会社が4年も5年も存続出来ることで、本来であれば債務超過となった時点で何らかのアクションが取られそうですが、事業報告書が出されていることから、投資家はそれを読んで判断しなさい、ということでしょうか。逆に言えば、東証1部であれ2部であれ、一旦上場してしまえばあとは全て投資家の責任ということなのでしょう。赤字経営を続けた挙句、債務が膨らんでどうにもならなくなり、廃業して借金が残ったという自営業者の話は良く聞きますが、企業でも似たようなもののようです。ベンチャーリンクの時代からこの会社は見ていることから、栄枯衰勢を見てきたようなもので、会社が倒産するというのはこんなものか、という感じもします。
大和証券とカブ・ドットコム証券と取引があることから、この株はどちらの証券会社にもありますが、この株に対する証券会社の扱いに差があり、面白いものです。カブ・ドットコム証券殻は特に何も連絡はありませんが、大和証券からは注意みたいな連絡があり、自分のページでその注意事項を読んでみると、分かり難い内容です。専門家(はっきり言えば、専門馬鹿!)が自分の知識を元に書いているとしか思えない文章で、内容がイマイチ分かりません。単純に読むと、特別な口座を設けないと、無価値になった株に対する証明書が発行出来ない、といった内容で、説明していない何かを前提としており、しかもその前提条件が全ての顧客に当てはまると考えて書いたとしか思えない馬鹿な文章です。取引証明書を全て保管していることから、会社が清算したら株が無価値となり、損害額を証明することなど簡単だと考えていますが、大和証券が何を言いたいのか、イマイチ分かりません。顧客に対する親切心で書かれた文章でしょうが、顧客が理解出来なければ問い合わせが増えるだけで、無駄に業務を増やすだけとしか思えませんが、お粗末としか思えません。

0