今年はなぜが新芽が多く発芽(?)し、木全体が黄緑色となっているもっこくですが、その分かなり樹形が崩れていることから、もっこくの剪定を行いました。我が家のもっこくは高さが3m程度あり、途中に6本ほどの枝が出ていてそこに小さい枝や葉が付いています。もっこくにしろ金木犀にしろ、蝋燭仕立てという感じで全体的に円柱の形になっていれば剪定も楽で、周りを刈り込めば済みますが、6段とか5段仕立て的な樹形だと、それなりに考えて剪定する必要があります。金木犀の場合はそれでも1つ1つの枝を考えるのではなく、全体としての樹形を考えれば良いため、まだましです。もっこくは上の段(枝)と下の段の枝葉の間隔を考える必要がありますが、日当たりの関係でどうしても枝や葉は上に伸びる傾向にあり、隙間がなくなります。
また、当然のことながら外に枝葉が伸びる傾向にあり、樹形が大きくなったり、上の段と下の段が釣り合わなくなったりします。素人ながらこれらのことを考えながら剪定しているつもりですが、なかなか上手くいきません。特にもっこくは小さい枝が多数伸びるため、どうしても枝葉が増え、風通しが悪くなって虫が巣を作りやすくなるようです。このため、小さい枝を間引きという感じで剪定していますが、形を整えるのはそれなりに難しいものです。一応脚立を使って途中の段までは剪定しましたが、最上部の部分は残ってしまいました。我が家の庭は段差があり、庭木が植えてある部分は30cmほど高くなっています。このため、脚立を立てるのも一苦労なので、脚立が必要な金木犀とかもっこく、松などの剪定は、あまりやる気になれません。
庭木の剪定など植木屋さんに頼めば良いようなものの、狭い我が家の庭木の剪定でも頼めば20万円程度は必要なようなので、貧乏人には簡単に依頼は出来ません。一応剪定用の脚立はありますが、大は小を兼ねる、と考えて10尺の物を買いましたが、これがまた扱い難くて失敗でした。我が家程度の庭木の剪定であれば、8尺程度で十分だったようですが、今更追加で買う気にもなれず、扱い難い植木用脚立を使っています。ボランティアで庭木の剪定をやっていたことがありますが、老齢化とともにかなりの家庭で庭木の剪定が出来なくなったとか、主人がなくなって庭の手入れが出来なくなった、という話を良く聞きます。自分の場合も庭木の剪定がきつくなってきており、どこまで自分でやれるのか、いささか心配になります。

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