今年の6月の関東地方は去年と違って梅雨らしい天気で、特に6月下旬は雨も多い月でした。例年並みという感じがしないでもありませんが、関東地方の梅雨の時期の天気というのはこんなものかもしれません。6月の横浜付近の天気は快晴:6日、晴れ:7日、晴れ/曇り:3日、曇り:6日、雨:8日といった感じでした。こうしてみるとそんなに天気が悪かったわけではないものの、やはり曇りや雨の日が多かったようです。このため、我が家の太陽光発電量は363 Kwhr と、期待値である400 Kwhr には届かなかったものの、5月までの発電量を考えると、まずまずといった感じの発電量でしょうか。電力会社への売電量は197 Kwhr と、発電量の54.2%ほどとなっており、こちらも通常通りといった感じです。
太陽光発電は当然のことながら天気の良い昼間しか発電しないことから、夕方から翌朝までの電力は電力会社から購入していますが、我が家の場合、年間で購入量が1番少ない時期は4月と5月なので、6月からは購入量が増加しています。また、設備容量が少ないことから、年間の使用電力量より発電電力は少なくなっていますが、この辺は致し方ない話です。近所で家の建て替えが行われており、聞いた話では太陽光発電設備を設け、オール電化という形にするとのことですが、設備費用が安くなっているとはいえ、電力会社への売電単価もかなり安くなっており、この時期からだと設備寿命といわれている20年で設備費を回収出来るのかどうか、疑問も感じます。最も、必ずしも20年で設備費を回収する必要はないし、その辺はそれぞれの考え方でしょうか。
我が家の太陽光設備も今年の10月で設置から10年となり、電力会社への売電の優遇処置である10年間が切れます。このため、その後の売電単価がどうなるのか気になっていましたが、東京電力の場合、1Kwhr あたり8.5円に決まったようです。設置した頃は自家消費分に合わせた形という感じで、20円弱だったものですが、かなりの減額となりました。自家消費分で考えると、我が家の場合、太陽光発電の分がないと1ヶ月あたり450 Kwhr 前後となりますが、電力料金は使用電力量が増加するに従い高くなります。このため、300 Kwhr を超すと単価は24円となります。これらを考えると我が家の太陽光発電の自家消費分の単価は24円相当となり、11月からの電力会社への売電単価よりかなり高く、どちらかというと電力会社へ売るより自家消費した方が有利です。しかし、そのためには蓄電池が必要で、昼間に余剰となった電力を溜め、夜間に使用するような設備が必要となります。我が家の場合、蓄電池の容量としては15 Kwhr 程度あれば十分ですが、設備寿命が残り10年程度と考えると、追加で設置してもペイするとはとても思えません。

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