日本を含めアメリカや欧州でコロナウィルスによる感染拡大が止まりません。感染を封じ込めたともいわれていた中国ですが、また感染者が出た上に死者も出たようで、かなり大規模なロックダウンが行われているようです。鎖国的な時代であれば別として、現在みたいにグローバル化され、海外からの入国者も多いため、ウィルスを国外から持ち込まれるのを防ぐ手段はないのかもしれません。北朝鮮みたいに外国との通商や航空運行がほとんどない国では、国境を閉鎖すればウィルスの侵入を止められるのかもしれません。しかし、北朝鮮では中国との国境を閉鎖したことに伴い密輸出を含めた貿易が止まり、食料品を含めた物資の購入が困難になっている、との話もあります。
中国にしても自国だけで感染拡大を防止できたとしても、他国との交易を止めることは出来ず、海外との人的交流が止められないとすれば、自国だけでの対応では完了しないということでしょうか。コロナウィルスによる感染が始まった去年の3月頃から日本の対応などを観察してきましたが、1年たっても状況的にはあまり変わりません。PCR検査についてはそれなりに多が可能になったようですが、最初から問題視されていた医療崩壊についてはまともな対応が行われることもなく、現状に至った、という感じです。最初の非常事態宣言で幾分状況が好転したことから、GOTOトラベルとかイートなどという余計な政策を行った結果、国民的に緊張感が緩み、感染拡大を招いたような気がします。一旦緩んだ緊張感は、今更もとに戻るわけもなく、今回の非常事態宣言でも、あまり効果は上がらないような気がします。
コロナウィルス対応のワクチンですが、アメリカや欧州で開発され、接種も始まったようですが、少なくとも国民の5割程度への接種が終了しないとその効果は分からないようです。いささか不思議なのは中国で、中国で開発されたワクチンが中国国民に接種されているような報道はなく、他国へ供給されているようで、もしかしたら副作用の確認が正確に行われていないのでは、との疑問もあります。日本の場合、2月から接種が始まるとの情報もあったことから、ワクチンが供給されれば接種が始まるかと思っていたら、どうやらそうでもなさそうです。副作用に人種の差があることから、日本で100人規模の仮り接種を行い、その結果で対応のワクチンを認可した後に接種が行われるとのことです。このため、早くても4月頃にならないと接種が行われないようで、この間はある程度の医療崩壊状態となり、患者の入院先が見つからない、という状況になるようです。このため、高齢者で持病があるような人は、感染したらどうにもならないのかもしれません。

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